都立深沢高等学校・
全日制課程
関連教科
理科、数学
実施年度
令和6年度
目的
ストローパイプオルガンの作成を通じて「波や音の性質」や「対数関数」の学習を踏まえて、自然界の様々な事象・現象への理解を深める。
学習計画
1「物理基礎」での取組
「波」の単元において、身の回りの波やその伝わり方について学習する。その後、波の要素や波の種類について学習し、波の重ね合わせや波の反射の特徴を考察し、合成波や反射波を実際に作図する。
2「数学Ⅱ」での取組
①の内容を踏まえて、「指数関数・対数関数」の単元において、常用対数とその性質について学習し、常用対数表を用いて近似値を求めたり、常用対数を利用したりして、様々な問題を解き、学習内容について理解を深める。
3「物理基礎」での取組
②の内容を踏まえて、音の三要素について学習し、音の高さは周波数によって決まることを理解する。また、音階が1オクターブ上がると周波数が2倍になること、1音下がると周波数が1.059倍となることから与えられた音の弦の長さを計算で求め、実際にストローをその計算で求めた長さに切って、ストローパイプオルガンを作成し、音を出すことで、学習内容について理解を深める。
4「数学Ⅱ」での取組
①から③までの教科等横断的な学習を踏まえて、対数関数について理解したことを振り返り、対数関数が音以外にもさまざまな事象に用いられていることなどにふれながら、学習内容をまとめる。

ストローパイプオルガンの作成の手順

「物理基礎」で生徒が作成したストローパイプオルガンを使っている様子